成道会

去る12月9日、定例法会である成道会を東光寺に於いて厳修致しました。

前回の弘法大師誕生会と同様に、法会の前に勉強会の時間を設け、神奈川宗務支所長 大聖院御住職 鷲雄興春僧正をお招きして、御講話を賜りました。

内容は宗務支所に登録してある寺籍簿並びに僧籍簿の紹介に始まり、僧階昇補申請の仕方、住職に就任するために必要な書類などについて懇切丁寧に教えて下さいました。

12月2日には諷誦文・祈願文の作成について学ぶ研修会がありましたが、鷲雄僧正はそのことにも触れて下さり実際に葬儀にお使いになられている通夜追悼の文、諷誦文の作成について具体的にお話下さいました。

また、法事の際に法話として場を和ませることが出来る「開運福壽の秘伝 心の鏡の巻」と言う漢字を入れる問題も教えて下さいました。

例として、深いつもりで浅いのは□□  浅いつもりで深いのは□

深いつもりで浅いのは知識、浅いつもりで深いのは欲と言う回答でございました。法事でお使いになると様々な回答を得ることができ、場を和ませるそうです。実際に実践をして檀信徒の皆様の反応を見てみたいと思いました。

成道会では、鷲雄僧正に導師をお勤め頂きました。

コロナ渦での法会でしたので感染症対策を徹底しマスク着用のまま始めましたが、徐々に8人全員の息もピッタリと合い心地良い読経となりました。

成道会は成る道と書きましてお釈迦様が12月8日にお悟りを開かれ、仏道を完成なさったことを記念する法会のことを言います。

鷲雄僧正が教えて下さったことはこれから若手の青年僧が、住職として、僧侶として成る道を示して下さったようにに感じとても有意義な勉強会となりました。

鷲雄僧正様におかれましては、平素より大変ご多用のところ御講話並びに御導師をお引き受け下さいましたことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。