東京散策

今や親睦部の恒例企画となりました散策企画。今回はJR浜松町駅を出発して原宿に鎮座している明治神宮まで約6㎞の道程で歩を進めます。浜松町を出発しほどなくして見えてくるのは芝の増上寺。浄土宗の大本山でもあり徳川家とも縁がある古刹です。歴史を紐解きますと弘法大師の弟子である宗叡上人が9世紀に建立した光明寺が増上寺の前身で、我々にも縁がある寺院です。

東京タワーが目の前にそびえたつ眺望でありながら、歴史の重みを感じる参拝は皆にとって良き経験となったのではないでしょうか。ここからは東京の名所を数々通っていきます。東京タワー、六本木、西麻布、表参道…。名前は聞いたことはあっても普段歩くことは無いであろう大都会を前に、私たちのテンションも上がり気味。今までの散策の中で1番長い距離であったにも関わらず、ぼやきもそこそこに楽しみながら歩いている姿がとても印象的でした。そしてついにたどり着いた明治神宮。明治天皇と昭憲皇太后をおまつりし、初詣の参拝者数が日本一とされている神社です。個人的なことを言わせていただきますと、大好きな神社の一つで、最初に東京散策をする際のゴールは明治神宮と決めていました。立派な社殿もさることながら、「都会のオアシス」とも称される圧倒的な森林に疲れが癒されます。実は明治神宮の境内は自然にできたものではありません。全国から集まった献木や多くの方々の協力によって造られた人工林で、100年や200年という長い時間をかけて保存し発展させていくのだそうです。我々も長い目で物事を見なければならない、そのようなことを教えていただいた気がします。

次回で今期行う散策企画は最後となり、靖国神社を参拝する予定です。皆様のご参加お待ちしております。