成道会

12月5日に四之宮弘考僧正を講師に招いて講義を賜り、引き続き四之宮僧正導師のもと厳かに執行できました。

講義においては、四之宮僧正が現在の神奈川青年教師会として発足した当時に振り返り、どのように当会が成り立っていったのかという経緯から、葬送儀礼の大切さを中心に講義を賜ることができました。

なかでも焼香についてお話されたことが殊に印象的でありました。              我々が普段より使う五種香や十種香等の配合において、良い香りの香木だけを五種や十種集めて混ぜたところで良い香りになるのではなく、あえて香りの強くきついものを入れたりすることで煙にしたときにすべての要素が交わって良い香りとして調うのであるとこのようにお話をされ、直接的に語られることはありませんでしたが、四之宮僧正の曼荼羅のお話しであったように感じました。

成道会も、四智梵語・五悔・理趣経(中曲)・仏讃・諸真言・回向の次第で行いましたが、自分自身中曲行道を間違ってしまったり、どのようにお唱えするか不安になったとことが多くあり、今一度初心に戻り確認することが必要であると課題を見つけられたように思います。