東日本大震災から、2年の月日が流れました。
私達、神奈川青年教師会も、支援活動を通じて、様々な事を、感じ、考え、悩み、学んだ2年でした
僧侶である前にまず人であり…
個々の想いを、祈りに託して、供養の想いを祈りに託して。
様々な場所へ。
袋から取り出して、撒いているのは、「加持土砂」というものです。
光明真言の功徳を土砂に籠め、それを撒くと、如何なる者をも救われる、という信仰によるものです。
高野山では、年中行事の中にも「土砂加持法会」として今も執り行われております。
清浄な土砂を探し、今回の為に法会をしっかりと執り行い、加持された土砂です。
如何なる者をも、救いたい。
それは人間の慈悲の想いでもあります。
光明真言と加持土砂の信仰は、その想いが、具現化されたものでもあります。
どんなに酷く苦難の状況にある者も、救われて欲しい。
その願いを形にして儀式化したものです。
人は真っ暗な所を歩くとき、不安なものです。
たとえ遠くても、光明が一筋でもあれば、そこを目指して歩いて行く事が出来ます。
それはまさに、希望の光です。
想いを重ねて、
高野山真言宗神奈川青年教師会は、
これからも、復興の為に何かお手伝いを、と、活動を続けて参ります。