川崎大師平間寺勉強会

この度、11月15日に行われた川崎大師研修参拝に神奈川青年教師会として参加させていただきました。今回の研修会では先ず川崎大師伝統の大護摩供に参加させていただきました。

大護摩供では導師含め十名程の僧侶が入堂され一人の僧侶が洒水加持・お授けの後、錫杖経をお唱えし、続いて観音経偈文・諸真言と続いてお唱えされていました。錫杖経では三条錫杖でお唱えしていき錫杖の振り方も私たち高野山真言宗とは異なる扱い方をされていました。
観音経偈文ではお経とともに太鼓を鳴らしスピーディーで迫力のあるご祈禱を受けることができました。
ご祈禱が終わり、貫主様の有り難いお言葉をいただいた後、錫杖の振り方や太鼓のたたき方を教えて頂きました。

 

 

 

 

 

高野山では、前下上と三拍子で振るのに対して総本山智積院では「錫杖は杖であるから杖をつくように下に落とすような振り方をする」とおっしゃっていました。また太鼓では成田山流や川崎大師流などそのお寺によって太鼓のたたき方が変わるようで川崎大師では、「裏打ち」と言って「強弱の付け方が左手の方が強くなるように叩く」とおっしゃっていました。
錫杖の振り方、太鼓のたたき方を教えてもらい最後に護摩札を授与して頂きました。

私は大願成就で祈願していただきましたが、他にも色々な御祈願の種類があり、海が近い事から大漁祈願もされる方がいらっしゃると聞き、地元や遠方の信者様に愛されるお寺だと深く思いました。
最後にこのような企画を考えて下さいました井上会長はじめ法会部・岩澤部長そして青年会員の皆様、誠にありがとうございました。