令和5年4月21日、自坊である恩田徳恩寺にて御影供護摩祈祷・大般若六百巻転読法要を厳修いたし
ました。寳塔院さま、薬王寺さまをはじめ、青年教師会の皆様にもご多忙の中ご出仕いただ
き、恙無く法要を執り行うことができました。
コロナ禍も少し落ち着きを見せていたこともあり、今年は自粛していた行事の規模を少
しばかりコロナ禍以前に戻し、落語家の桂宮治さんをお呼びして檀家さん向けに寄席を行
っていただきました。昨年度よりも大勢の方にご参拝いただき、以降の年中行事も以前のよ
うにとはいかないまでも、様子を見ながら徐々に規模を広げつつ行っていきたいと思いま
す。
幼少の頃は意味も分からず御影供法要の手伝いをしていましたが、当時とは違い法要の
意味合いを感じながら参加できたことで、自坊での行事について改めて考える良い契機と
なりました。自坊に帰って以降初めての法要でしたが、引頭と前讃の讃頭をさせていただき、
高野山と地元との違いをこの身で学ぶことができました。いち早く地元の法要に馴染み、地
域に貢献できるよう努めていきたいです。
たくさんの人のお力添えがあるからこそ、お寺の行事を続けていけることを実感できま
した。いらっしゃった檀家さんからも温かくお声がけいただき、ありがたいと思うと同時に、
期待に恥じぬよう精進し続けようと思いました。青年会の諸先輩方のご指導のもと、自坊や
青年会での活動に励んでいきたいです。
恩田徳恩寺 鹿野融慶