省みれば令和2年は疫病災禍の年となってしまいました。新型コロナウイルスが世界各地にて猛威をふるい、罹患した大勢の方々が亡くなられました。
特効薬についても未だ不明瞭な情報が多く、私たちは今後も感染の不安の中での生活を送らなければなりません。
当会法会部においても、予定されていた定例法会等は3月時点から全面休止となり、活動ができない状況が続いておりました。
しかしながら国家安穏のため、去る11月9日に新型コロナウイルス終息祈願法会を開催させていただきました。今年度初の当会主催法会となります。
法会の仕様は異例となる個別形式となりました。通常であれば一か所の寺院に僧侶が集会して法会は行われますが、今回は参加者一人ひとりが各寺院にて同時刻に法会を執行するという当会としても初めての試みとなりました。
直接顔を合わせることは叶いませんでしたが、それぞれの参加者がそれぞれの場所で、疫病終息への想いを一心に込め、真率に読経と作法を行いました。
来たる令和3年も疫病災禍の混乱はまだまだ収まらない事が予想されますが、最前線で戦う医療従事者への敬意を胸に、一刻も早いコロナウイルス禍終息、疫病犠牲者の冥福、症状に苦しむ全ての方々の快方を心から願うばかりであります。 合掌
光明寺
普光寺
真光寺
大聖院
自性院
萬福寺