去る2月15日に青年会の定例法会である常楽会(涅槃会)が厳修されました。
先の成道会記事にもあるように、お釈迦様は今から約2500年前に悟りを開かれました。そこから約45年間にわたって弟子達と様々な土地へ赴き、人々に数多の教えを施されました。
長旅の末に、最期はインド北部に位置するクシナガラという地で入滅され、涅槃という悟りの境地に入られました。
常楽会はそんなお釈迦様の徳を偲ぶ為、入滅日に行われる法会です。
当会としては今年度最後の定例法会となりますが、コロナ禍により、今回の法会も参加者がそれぞれの寺院で同時刻に拝む個別式法会となりました。
コロナウイルスの感染爆発が発生して以来、会員が直接対面できない法会が続いております。
しかしながら今回の常楽会も参加者が心を一にし、各寺院での読経を以て報恩謝徳の念をお釈迦様に届けられたことは何より幸甚でございます。
法会当日は2月中旬とは思えないほどの激しい豪雨となりました。混乱の世を憂うお釈迦様の涙雨でしょうか。
しかしながら2時に法会を同時執行し読経を始めると、段々と雨が弱って暖かい日の光がさしてまいりました。
何かの暗示なのだろうかと、法会後に空を見上げながら想いました。
お釈迦様をはじめとした諸仏世尊の加護のもと、疫病災禍の冷たい雨が早期に止むことを願って止みません。
大聖院
眞光寺
自性院
光明寺