第2回 弘法大師空海足跡巡礼の旅(2日目)

根幹事業2日目は、八幡浜から約3時間かけて大分まで、さらに大分からバスで2時間かけて移動し、当初の予定ではなかった大宰府天満宮を見学、その後、観世音寺と東長寺を参拝させていただきました。

大宰府天満宮は、皆さんご存じの通り、学業の神様である菅原道真が祀られております。日々勉強日々精進と思い、今回の根幹事業の研鑽が日々の仏道修行に役立つことを強く願い、参拝させていただきました。観世音寺様はお大師様が唐に渡る前に立ち寄られたお寺だそうです。天台宗の寺院でしたので本堂の作りや正厳などが真言宗とは異なり、また違った雰囲気を味わえました。宝物庫では仏様に手が届くような、御背中まで拝見できる近さで仏様を拝見させていただきました。仏師様の繊細な指の動きが感じられるような仏様の立派な造りに触れ、また、歴史の重みを感じる佇まいながらも今でも輝いて見えるのは、ひとえに檀徒や信者の方々の信仰、歴代ご住職さまのお力だと感じ、観世音寺を後にしました。東長寺は、唐にわたられた後にお大師様が最初に建てられたお寺と言われており、黒田家の菩提寺としても有名だそうです。東長寺様の門前にて、今回起こりました熊本震災の早期復興を願いまして、托鉢を行わせて頂きました。御喜捨していただいた皆様、東長寺様、貴重な御支援、御尽力、感謝申し上げます。

2日目は移動距離が大変長くなってしまいましたが、それを感じさせないほど充実した1日と成りました。お大師様のお力、歴史、檀信者様の信仰心を感じられるような、そんな1日を過ごせました。

【記事】北田