この度、恩田德恩寺様の御影供大般若祈禱法会に出仕させて頂いて、祈禱をするという「たのしさ」を感じることができました。
もちろん、御参拝に来られた方々の想い、悩み、苦しみを思えば、僧侶として「たのしさ」という言葉を選ぶことは適切でありません。
しかし、御住職様が修法される護摩、副住職様の心経太鼓、式衆の威勢の良い大般若の声、檀信徒の皆さまとお唱えした御詠歌のなかに、各々の祈祷に臨む志が垣間見え、僧侶と檀信徒様、そして本尊様が一体になるような「たのしさ」に触れることができたように思います。
また、そのことに出逢えたと思うことで、祈禱をさせて頂く立場の自分自身もまた救われたような思いでした。祈禱を行う難しさは多大に感じますが、德恩寺様の御影供大般若祈禱で研鑽させていただいたことを自分自身にも生かしていきたいと思います。