6月5日に高野山東京別院で行われた阿字観研修会に参加させていただきました。
当日は神奈川の青年僧だけでなく栃木など県外からの参加者も多く総勢40名を超える大盛況ぶりで阿字観への関心の高さが現れておりました。
昨今、世間では座禅や瞑想が密かにブームになりつつあるようですが、阿字観も例外ではないようです。
講師をお務めていただいた川上先生の講義そして実習は本当にわかりやすく、時にユーモアを交えて説明してくださったので約4時間余りの時間もあっという間に感じました。
実習では実際に川上先生が一般の方に指導する際に注意する点も説明していただきましたが、自分では中々気が付かない様な細部への気配りが随所に散りばめられており、大変勉強になりました。
老若男女さまざまな方に阿字観を指導する場合、その場に見合った細かな点まで気を配るように心がけることは、阿字観だけでなく法話や普段の檀信徒の皆様との関わりの中でとても重要になってくるのだろうと思いました。
また、後半の講義の中でお話しされていた川上先生が阿字観の実習等の活動の中で実際に経験されたこと・感じたこともわかりやすくお話しくださり今後の僧侶としての活動の中でためになる話ばかりでした。
今回の研修会で習ったことや自分自身が体験したことをこれからの僧侶人生で活かして行きたいと思いました。
記事: 政岡 智仁