平成30年10月22日、大久保山自性院さまに於いて御影供を執行しました。
御影供とは大師御入定(空海さまは835年3月21日に「生きとし生けるものを救いきる」という誓願を立て、高野山奥の院にて永遠の瞑想行に入られました)信仰に由来し、御大師様の御影を奉安し、その報恩謝徳のために修される法要のことです。今年4月に引き続き、今期青年会3度目の御影供となります。
どういった法会の内容なのかを簡潔にご説明すると
・本堂にお出まし頂いた仏様の徳を讃える「前讃(ぜんさん)」
・お大師様の功績を讃える「祭文(さいもん)」
・真言宗の根本のお経である「理趣経(りしゅきょう)」
・本尊さまの功徳を讃えると同時に仏の真実の言葉である「ご真言(しんごん)」
・真言宗の開祖である大師様に感謝と帰依の念を込めた「ご宝号(ほうごう)」
そして最後に改めて本尊さまに仏の道を歩むことを誓う「廻向(えこう)」
という法会の次第にて厳修しました。
暖かな日差しが堂内に指す中、出仕した青年会員の皆で日々私たちを守護してくださるお大師様への感謝の気持ちを捧げさせて頂きました。
早いもので次回の平成31年3月に執り行う東京別院での御影供が22期の青年会として最後の御影供となります。
今期の有終の美を飾れるよう、それまでに青年会一同、研鑽を積んで参ります。
合掌
記事:本多法仁