第三回 縁結びの会

3月2日、高野山東京別院にて第3回縁結びの会を開催いたしました。

今回は参加募集年齢を男女共に30代の方々に設定致しました。            最も出会いの機会が求められている年齢層でもあります。

お寺で出会いの機会をと始まったこの企画も、第一回の参加者が一組御結婚されておられます。これはとても嬉しいことです。当初はこの事を想定して仏前結婚式の勉強会をも開催したのでした。

来場された方々は男女別室にて控室を設け、後に参拝する護摩堂へ持参いただく「添え護摩木」に願い事を書きながら待機して頂きますが、場所が寺院ということもあり、いつも独特の緊張感に包まれます。                           それを察してか、私達も緊張の空気に包まれていく・・・といった有様です。     それほどにいつもと異なる空気ではあるのです。

青年会の行事で福祉関係や被災地支援等で一般の方々と関わる事は多々ありましたが、この様に主役として迎えて行事を催すことは新しい挑戦です。準備の段階から様々な想定をし、論議を交わし、インターネットでの受付という形も実現しました。        縁結びの会担当である委員長の東樹院資井上師も事務局の安楽寺資矢澤師も日々緊張の中にあったことと拝察しております。

今回は前の2回とは異なり、フリータイムの時間を取らず、お互いのプロフィールを交換しながら一対一で対話して頂く時間を長く設けました。

その合間に塗香づくり体験にて、空気を和らげ、交流を促す企画を行いました。老山白檀や鬱金や甘松・・・様々な粉状の香素材を、参考となる分量を示しながら自由に混ぜ合わせて作成する企画です。塗香入れは東京別院からの寄贈を頂き、参加者からは喜びの声があがっていました。

様々な香りに参加者の反応も様々、新鮮な企画でした。個々の香りが混ざり合い、塗香として一つの個性となるのは、人間の有様に似ています。けれども、その人の深みを理解するのは時間の掛かることでもあります。当会の縁結びの会はその最初の部分を担うに過ぎません。

 緊張の面持ちで居られた参加者の方々が、交流をし、連絡先を間接的ながらも交換して、更なる御縁の機会を繋ぎ、どこか和らいだ表情でお帰りになる・・・その背中を見送りながら、良縁に恵まれることを強く祈念致すところでした。

                               野村 俊明