12月13日、根岸大聖院本堂に於いて成道会を厳修いたしました。
会長導師の下、山主様に経頭をお勤め頂き総勢13名での法会でしたが、2度の習礼を重ねたこともあり、声明、外儀ともに非常に整った法会を執行することが出来ました。
成道会は云うまでもなく、お釈迦様が悟りをお開きになられた事を記念し、そのことを後世に伝えていくための仏教の大切な法会でありますが、我々お大師様の教えを学ぶ者にとっても当然、疎かにしては成らない事とであると思います。お釈迦様がこの世に御誕生なされなければ、悟りをお開きにならなければ、無量無数の因縁によって今の我々は存在しているという真理。縁起の教えは、日々研鑽を積んでいく我々の根底になくてはならない大切な教えであると、改めて感じる事が出来ました。
本年は鷲雄法会部長の方針で声明に力を入れ法会を行っていくとの事があり、法会の次第や声明の博士についても細かく確認し、なるべく丁寧に調和のとれた法会を基本に行いましたが、各師しっかりと修練して来られたので、本当に気持ちの良い法会になりました。