本日は港南台の安養寺様にて、常楽会を厳修致しました。
常楽会とは、一般的には涅槃会とも呼ばれています。仏教の開祖であるお釈迦様が2月15日に80歳で入滅されたことを偲び、またその人生と説かれた教えに感謝する法要です。
「常楽」とは、「常に迷いが無く安らかな状態」であること。お釈迦様が説かれた教えは数多くありますが、涅槃に入ったお釈迦様の特性(四徳)、「常・楽・我・浄」に示されているように、「我執や妄想から離れ、心を常に清らかに、穏やかな状態にする」ことが仏教の目標であり、理想とされます。
お釈迦様の教えは入滅される間際まで続いたと伝えられておりますが、その徳を偲ぶ意味で、高野山では毎年2月14日の夜から翌15日の昼近くまで、約10時間以上に亘る常楽会法要の中で、物語形式の講話をお経として読誦します。
本来はそのように四座講式で行われるのですが、今回の青年会行事では中曲理趣三昧にてお勤めをさせて頂きました。
今回法要を行ったことで、お釈迦様がお説きになられた教えを如何に現代社会に生かし、広めていけるのか、決意を新たにすることができました。依然として課題は山積みですが、小さなところからしっかり歩んでいきたいと思います。