去る11月30日、親睦部主催にてオンラインスピーチ大会を開催させていただきました。
今大会は以前済世部にて開催されたスピーチ研修会を参考に企画させていただき、コロナの影響による若手僧侶の法話披露の機会減少を懸念した上で、新たな研鑽の場になればとの思いで開催させていただきました。
しかしながら、親睦行事ということもあり話すテーマは仏教の法話に限らず趣味等各々参加者が話したい、伝えたいと思うことを自由に発表していただきました。
親睦部長の私も趣味をテーマにスピーチを披露させていただきましたが、普段檀信徒様の前で披露する法話とは違った様々な要因に思った以上に戸惑いました。
「趣味についての話ならいくらでも話せる。」最初は簡単にそう考えていましたが、実際話を組み立て出すと中々うまくいきませんでした。
大好きな趣味の話題だと、知識が多い分無駄な話題が多すぎて時間をオーバーしてしまう。また、自分自身の趣味の話だからと言っていくら熱く情熱的に話してもはたして聞いている人に意味が伝わっているのだろうか。等、思った以上に話の組み立てに苦労しました。
そして何より、コロナの影響によりオンラインでの開催でありましたため、顔の見えないカメラ越しの聴衆に話を披露するのは中々難しかったです。
私以外の参加者も皆同じように慣れない経験に大変戸惑ったようでしたが、今後法話等を披露する際に生かせる貴重な経験になったのではないかと思います。
そして何より参加者の皆様が、思った以上に真剣に練習を重ね苦労しながらもスピーチを披露してくれた姿を見て主催者として大変嬉しく感じました。
スピーチを披露して下さった方、聴衆・審査員として参加して下さった方、またこの企画開催のきっかけとなったスピーチ研修会を開催して下さった済世部長さんには、改めて感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
最後になりますが、今後はこういった企画も以前のように対面で開催できるようコロナの一日も早い収束を心より祈念いたします。
合掌